2010年12月12日日曜日

筋トレ経過報告(3)速筋のトレーニングでなぜか持久力がアップ

筋肉量の増加を目的とした筋トレを始めて一ヶ月が経過した。まだ、筋肉量の測定はしていないが、これまで余り鍛えていなかった筋肉を使うようになり、明らかにそれらの筋肉に張りがでてきました。そして、それ以上に大きいのは、明確に持久力がアップしたことです。

具体的には、ジムのエアロビクス運動の最後に10分ほどの筋トレがあるのですが、これまではエアロビで筋肉の疲労がある上に、筋トレが行われたため、とてもトレーナーのやる運動に着いていけなかったのです。この筋トレが全く苦にならす、余裕をもってこなせるようになったのです。既にこれでは楽過ぎて、筋肉が痛みを感じるトレーニングにならないのです。

持久力アップの遅筋ではなく、瞬発力をあげる速筋を鍛えたのになぜ持久力がアップしたのか不思議に思われるかも知れません。理由の説明は簡単です。以下のことが起こったのです。

強い負荷で回数の少ない筋トレを行った結果、強い負荷に耐えれれるようになったのです。その効果が、通常レベルの運動の負荷レベルを実施的に低下させたのです。つまり、腕立て伏せ一つにしても、これまでは70%の負荷で30回やっていたのが、40%の負荷で出来るようになった結果、30回のトレーニングが楽にこなせるようになり、倍の60回やってもほとんど疲労を感じなくなったということなのです。

遅筋と速筋の関係は理解するのは難しいですが、実感したことは上記に記したことです。これまでの運動が楽になり、一つ一つの運動を楽に余裕をもってこなせるようになったのです。その結果が、スタミナがついたのと同様、あるいは遅筋だけを鍛えたのでは到達できないレベルに達することができたということでしょう。

今回の効果は、私にとって大きな発見です。若い頃は無意識のうちにこういうことをやっていたのだと思います。それは、スタミナがあったから、腕立て100回など何ともなかったのです。そういうことをやっていると、徐々に一回一回の腕立てを深くゆっくりとやるようになり、実施的に負荷を大きくして速筋を鍛えるモードに移行していたのだと思います。腹筋も同じで、ゆっくりじっくりと休む時間もなく常に腹筋に負荷のかかるような状況で何百回かの腹筋をやっていたのです。時間をかけてゆっくりとやることで、実質的には負荷を大きくするとの同じ状況を作りだしていたのだと思います。

若いから自然に速筋のトレーニングが出来たことだっとと思います。ところが、年齢を重ね他結果、これまで、3年間ジムに通っていましたが、負荷を増やすことは実質的に出来ていませんでした。各トレーニングを20回から30回程度連続で行う遅筋トレーニングモードでは何時になっても負荷を増やすことは難しかったのです。何時までも、同じレベルで遅筋トレーニングを実施していた結果、筋肉の増強は出来ずにいたようです。年齢と共にトレーニング効果の減衰が速くなり、通常レベルの筋力トレーニングでは、アップと減衰の均衡が起きており、全く筋力のアップが図れていなかったのではないでしょうか。

それが、8回程度が回数の限界となる強度での筋トレをたった週に2回だけ行うようになった結果、ほぼ一ヶ月で筋力が大幅に増強されたと感じられるようになったのです。それが、普段の運動をレベルを相対的に引き下げ、通常の運動を一段階下のレベルの運動と等価にしたのです。

人間の体というのは不思議なものです。限界を超えることで、初めてトレーニングに効果が出てくるのです。限界以下で同じ事を繰り返しても、維持には役立っても実質的に”増強”のためのトレーニングにならないということでしょう。今回、たった一ヶ月の実感ですが、少しづつ、負荷を増やしていくことで始めて増強できるということに気づかせてもらったように思います。

しかし、速筋だけのトレーニングには限界があります。ボディービルのために速筋トレーニングをやっている方が、運動をしていない人と比べても持久力がないという例を沢山見ています。筋肉が重くて、通常の運動で直ぐに疲労してしまうのです。これは、ボディービルのみで体を鍛えた方に長距離のランニング等をやらせると分かります。

年齢を重ねるにつれ、維持のためのトレーニングが重要になります。この時に負荷を比較的多くかける筋力増強のためのトレーニング法が筋力の増大にはある意味必須で、やれば大きな効果があることに気づきました。

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