2010年10月21日木曜日

筋肉量減少の意味は?

筋肉量減少
運動してしまった体になりました。しかし筋肉量も減少しています。筋肉量の減少を理由に、サプリメントを取ろうと考えますが・・・本当にそうするべきでしょうか?本人はスピード、筋力、持久力の点において運動能力の明らかな向上を自覚しています。

それだけでなく、筋肉量が減少したため基礎代謝(恐らく年齢別標準基礎代謝量に筋肉量指標である除脂肪量で補正を行っている程度のもの)も減少しています。この測定を信用するべきでしょうか?筋肉の重さとは一体何を意味するのでしょうかという疑問が出てきました。

体重計の精度(脂肪量と筋肉量の評価)
体重測定に問題はないのですが、体重計についているその他の測定項目、体脂肪率、基礎代謝の測定などについては疑問点も多い。

我が家の体重計も体重の測定精度50グラムのものを使っている。これは便利というより、水を飲んでも変化が良く分かるので便利です。体重測定の精度には問題ないでしょう。

一方、体脂肪率の測定方法については、Wikipediaのその解説があり、通常の体重計の体脂肪率測定の絶対値はそれほど精度の高いものではないことが分かります。

私は自宅とジムにある二つの体重計で比較できます。どちらも同じメーカーですが機種は異なります。両者を比較する体脂肪率では約4%違います。自宅の体重計では11%±1%(精度)のとき、ジムの体重計では約15%と出ました。また、自宅の体重計は測定の条件(測定の時間や体のコンディション)により±1%以上の違いがでます。お風呂上りなど、明らかに汗ばんだ条件では、さらに1%ほど低くなります。この二つの体重計の絶対値を信じると、脂肪量あるいは筋肉量に2.5キログラム以上の違いが出ることになります。

でも気になるのは絶対量ではなく、体脂肪率測定の相対的変化です。どちらの機種でもかまいませんが、一台の体重計を使っての体脂肪率の変化です。そして体脂肪率から算出している筋肉量の変化をどの程度信用してよいのかということです。

一日の体脂肪率の変化などはこちらのページに例が出ていますが、その例では平均19%前後ですが、18%から21%の範囲でばらついています。しかし、一ヶ月単位での変化などの観点で見れば、相対的なの変化見られることは確かです(変化があれば)。私は体重計での測定では、17%台から10%台まで変化しています。

筋肉量減少と運動能力が向上した自覚との差異?
私はある期間で体重が5.5kg減りました。その間の内訳は、体脂肪-2.7 kg、筋肉量-2.8 kgでした。同じ機械での測定ですので、明らかに測定の誤差以上の大きな変化です。たんぱく質の摂取にもかなり気を使っていたのですが、筋肉量がこれほど減ったようになっています。筋力もつき、筋肉の持久力も高まっていることを自覚しています。けれども、筋肉量は減少しているのです。これはどのように認識すれば良いのでしょうか?

体脂肪の測定がかなりいい加減であることは確実で、それから筋肉量を求めているので、これもかなり怪しいと思われます。計算上の脂肪量の減少の絶対精度が問題になるため、あまり信用しないほうが良いのでしょう。上記の精度は、恐らく体脂肪-4 kg ± 2 kg、筋肉量-2 kg マイナス・プラス 2 kgぐらいに考えれば良いのでしょう。

ダイエットも終盤に近づいて痩せた(お腹まわりの脂肪が激減し、ウェストサイズに大きな変化をしている)のは外見でわかりますので、今度は外見でも筋肉量の増加がわかるようにする試みをしてみようかと考えています。どう変化するでしょうか。