2010年10月18日月曜日

カイロプラクティックの効果

カイロプラクティックを理解していますか?このカイロプラクティックはWHO(世界保健機構)でも認められている代替医療なのです。残念ながら日本では医療としてみとまられていないため、保険が適用されません。今回その効果を実感してきました。
以前、腰痛と膝の痛みのため病院に行き、レントゲンを撮り、リュウマチの検査をし、原因不明のまま返されたことを記載しました。私の膝はまともに歩けないほどの痛みがあったにも関わらず、高い初診料と検査料を取られただけで、原因不明ということで何の治療もしてもらえなかったのです。

あれから時間も経ち、今はもう時々膝に痛みを感じる程度という状況ですが、カイロプラクティックの先生に診てもらいました。そして、その先生の見立てでは、坐骨神経痛の初期症状とのことで膝痛も過去の腰痛もそれが原因の可能性が高いそうです。考えてみれば今でもストレッチをすると、坐骨から膝にかけて、左側に痛みを感じます。そのため、ストレッチをしても左は痛みのために伸ばせない。右は左に比べどんどんとやわらかくなるのに、左は、毎回痛みをこらえながら伸ばしているにも関わらず、なかなか柔らかくならない。

それにしても、カイロプラクティックの先生の見立てには驚きました。私は、坐骨が痛いなど一言も言っていません。過去に腰痛があり、腰痛はかなり良くなり最近は起こらないが、膝の痛みが少し残っていると言って、膝を診てもらったのです。そこから一気に坐骨神経痛に。普通にしていてはあまり痛まないのですが、ストレッチをすると坐骨から太ももの裏、腰あたりに張りがあり、痛くて仕方がないことを始めて話した訳です。

脊柱側弯症の家内も同時に診て貰いました。彼女は症状が明確であったため、治療も明確でした。本人は施術を受けてもリラックスできて体が楽に感じただけで、特に何も変化がなかったと思っていたようです。しかし、翌日ストレッチをしたときに、左右のバランスが改善されていることにはっきりと気づいたとのこと。10分程度の腰の矯正をしただけで、少なくとも翌日になってもその効果が残っていることに驚いていました。

正直、今回のカイロプラクティスの経験は驚かされました。しかしどの先生でも良いというのではないのがこの世界の常のようです。

カイロプラクティックスの歴史は古く、1895年に米国人のダニエル・デビッド・パーマーによって確立された手技療法です。カイロプラクティック(Chiropractic)という名称はギリシャ語の”Chiro”と英語の術”Practice”を組み合わせて名づけられたようです。

カイロプラクティックの基本的な考え方は、背骨の矯正です。神経の集まっている脊柱に歪みができるとそれが神経を圧迫する。その原因となっている背骨の分節を、徒手によりアジャストをすることで原因を取り除くのが治療の原理です。先生曰く、テレビなどで背骨をポキポキさせているのもカイロプラクティックですが、あれは治療効果がほとんどないとのこと。この先生の治療は痛みもなく、静かなものでした。

患者の視点からは、医療というものが、短時間に多くの患者を診察するという大量処理される医療となっている中で、医者の役割が「この病気にはこの薬、この病気にはこの手術」という典型的な症状の振り分けをする役割に向かってしまっているような気がします。それらの機械的医療から溢れ落ちた原因の不明確な痛みや症状を訴える患者を救うものが必要なのでしょう。隙間ではないでしょうが、医療で助けることができない人々を救うニーズがあり、そこに民間医療の意義があるのでしょう。

そして、今回はカイロプラクティックに大きな魅力を感じた次第です。